派遣事業はココが肝心

労働者派遣事業者を顧問に持ち派遣法を得意とする特定社会保険労務士が運営するブログ

派遣元責任者が出向者だった場合は誓約書が必要ですが、その書き方について。【見本あり】

派遣元責任者の履歴書の書き方例

たまに出向者の人が派遣元責任者をされていることがあります。
派遣許可申請の時に提出する派遣元責任者の履歴書には、その旨を書くことになります。
(労働局によっては提出をしなくてもよい時があります。)

厚生労働省や東京労働局が履歴書の書き方を示してくれていますので、
ご参考までに添付します。

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この中で、「出向」という記載の箇所をご覧ください。
そこには、次のように注があります。

出向者を派遣元責任者とする場合には、
出向元からの指揮命令を受けず、
出向先で派遣元責任者としての職務を
全うできる旨の誓約書の提出が別途必要です。

そうですね。
派遣元責任者が出向で来ている場合は、
在籍出向だろうが、移籍出向だろうが「誓約書」が必要となります。

派遣元責任者が出向者の場合の誓約書例

では、どのような記載が必要か見本を添付しますのでご覧ください。
こちらは、東京労働局の需給調整事業部から入手したものです。

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ここでは、出向元の企業が出向者について
派遣元責任者として間違いなく職務に専念できることを証明する
内容となっています。

つまり、出向で来ているからと言って出向元に戻ったりせずに、
当面しばらくは派遣元責任者としての任を全うできる者でなければならないためです。

派遣事業者の申請でご不明な点はご連絡ください。